生き抜く力

「船は港にいる時が一番安全であるが、それは船が造られた目的ではない」という言葉があります。航海に出て未曾有の事態にあった時、苦難艱難辛苦の中で、知恵を絞り、考え、覚悟して行動する・・それを超えて船長、船員たちは大きく成長していきます。それが『行動の価値』ではないでしょうか。「人間は何もしない(いやなことはしない、気が向かないことはしない、自粛等)のが安全のようであるが、それは存在する目的ではないということです。

「何のために・・」体を鍛える・・技を磨き心を練る・・挑戦し続ける・・そこには心身の痛み、苦しみ、葛藤・・があります。誰もが出来れば経験したくないことです。が、生きていく上で避けては通れない道でもあります。武道の実践で「行動の価値」を体感しながら「生き抜く知力、体力、人間力」を高めていければ・・それが理念であり、道場としての意義と心得ています。