「多くの人のおかげで今の私がある」就職が内定し、改めてそう実感しました。
私は、小学校2年生から空手を始めました。2つ上の兄が先に習っていたので、親の勧めもあり始めたのですが、それまでは「やりたくない!」と駄々をこねていたのを覚えています。しかし今思うと、あの時の一歩がなかったら、全く別の人生になっていたと思います。
小学生時代は、同級生や女子も多くいたので、楽しく稽古に励むことができました。
しかし中学生になると、部活,勉強等の関係で、仲間が一人・・また一人・・減っていき、高校に進学する頃には、同級生や女子はほとんどいませんでした。
私自身も、中学、高校の頃は、女子一人だし、先輩たちとの稽古についていくのも大変で、涙を流しながらやったことも何度もあります。自分に全く自信が持てず、辞めてしまいたい・・と思うこともありました。
しかし、両親の後押しや、黒帯になり活躍している兄や先輩たちの姿を見ていると、そういう思いはいつの間にか消えてしまっていました。
今こうして続けている自分を見つめ返すと、「本当に諦めずに続けてきて良かった」と、心の底から思うのです。
空手を通してだとは思いますが、幼い頃から私の夢は「正義感溢れる警察官」になることでした。就職する年齢になり、私は迷わず警察官を受験しました。一次試験に合格すると、二次試験では、作文、面接とあります。そこでは、自分のことをいかにアピールするかが大切になります。何も自慢することがないと思っていた私ですが、ふと考えた時に、「私には空手があるじゃないか」と思いました。
面接当日には、自分が出場した少年部大会から国際大会でのことや、空手を通じて身につけてきたことなどを話しました。継続してきたことが自信となり、臆することなく話せたと思います。
おかげさまで、後日<合格通知>が無事に届きました。この<合格>は、空手があってからこその合格であると確信しています。
私は、恵まれた環境の中で稽古が出来ています。まわりには黒帯の先輩方々がいて、その背中を見て稽古ができていること、私に空手を始めるきっかけを与えてくれた兄がいること、何年も何年も背中を押して応援してくれた両親がいること・・そして何よりも、私を心身ともに一から黒帯まで育ててくれて、空手以外のことでも応援してくれた先生がいます。こんなにも素晴らしい環境の中で成長できた私は幸せ者です。
多くの人のおかげで今の私があります。多くの人に本当に感謝しています。私が見てきた背中があるように、次は私が後輩たちに見られる背中になり、無門会空手に貢献したいです。そして、空手で得たものを活かして、一人の社会人として、より成長していきます。
無門会空手では生徒の目標に応じたクラスを選択出来ます。
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ご案内出来、遥か険しい受即攻への道ですが日々稽古すれば段々と出来るようになります。